No.65(2011/8/10)

基本情報
タイトルてんたま
メーカーKID
ジャンル恋愛アドベンチャー
発売日2001年1月25日(PS)
2003年10月30日(PS2:1st Sunny Side)
シナリオ高瀬伸
音楽山本真詞(作曲)、阿保剛(編曲)
松尾ゆきひろ
ヒロイン渡瀬双葉(黒田由美)、花梨(こおろぎさとみ)、篠崎千夏(横手久美子)、榎理香子(壱智村小真)、七瀬結花(冬馬由美)、吉沢初音(牧島有希)、小高真央(日高奈留美)
その他サウンドコレクション、デスクトップアクセサリーあり

購入経緯
電撃G'sマガジンで知って、初めて予約して購入したギャルゲー。
という事で、このレビューは「1st Sunny Side」の方ではなく、初代・無印のレビューになります。

こんな人にオススメ!
賑やかで切ない天使物がやりたい人。

主人公

★早瀬川椎名(はせがわ しいな)★【固定】

【音声】
メインキャラ(主人公以外)ボイスあり

【主人公の呼び方】
渡瀬双葉「椎名」
花梨「椎名」
篠崎千夏「椎名」
榎理香子「椎名先輩」
七瀬結花「椎名さん、椎名」
吉沢初音「椎名さん」
小高真央「早瀬川先輩、椎名先輩」
その他:椎名(貴史、葵、悠里)、椎名さん(奈菜)、椎名君(香乃)

ストーリー・コンセプト

[パッケージ裏紹介文より一部改変]

高校入学式の日。
主人公・椎名双葉と出会う。

双葉との出会いと別れから1年……
椎名の前に、見習い天使花梨が現れた。
卒業試験の課題で椎名を幸せにするために人間界に降りてきたという花梨。
それからは、椎名の恋を叶えさせようと、てくてく努力の毎日!
運命のクリスマスイブ。花梨は無事役目を果たし、
試験に合格することができるのでしょうか?
その時、椎名は……

ということで、KIDの生んだ名作・てんたまレビューですよ(・∀・)
恋人を失って沈んでいる椎名を幸せにしようと、天使界からやってきた天使がてんやわんやと頑張るお話。
「天使界って何?」とか考えず、力を抜いてプレイするのがいいと思いますw

シナリオ・テキスト

テキストは普通ですね、特に気になるところも無く読み進めていけます。
色が変わったり、文字が大きくなったりするところもあって、その辺りは少し変化を楽しめますねw

シナリオに関しても、バッドエンド含めてごくごく普通のギャルゲーといった感じです。
普通のギャルゲーですが、やっぱりいいって思えてしまうのは、作品全体から受ける印象がすごくいいからなんでしょうね。
シナリオそのものよりも、絵や音楽、町や学校の雰囲気などをお手軽に楽しむゲーム、といった感じでしょうか。
突然空から降ってきた見習い天使との、ほのぼのあり、ドタバタありの同居生活というのはすごくよく描かれていて、その点はすごくよかったな、と思います(^^
ハッピーエンドが、本当にすっきりした形で終われるところもすごくいいです。
ご都合主義…って感じる人も多いかもしれないけど、それが気にならないならオススメですね。
1st Sunny Sideでは、初代のPS版から削除されてしまったEDもあるみたいです…それが少し残念ですけど。

ただ、一つだけ気になるのは…買った当初も気になってたんだけど…結花ルートの選択肢が意地悪だなぁ(−−;
花梨に夕ご飯作ってもらっておいて「花梨より、結花さんの手料理が食べたかったなあ」って(^^;
これだけが引っかかっちゃうんですよね。

プロローグの双葉エピソードは、これはすごくよくできていて…。
視点が椎名ではなく双葉というのも、涙を誘います。
あと…悠里のエピソードにも触れておかなきゃダメかな。
情報通のサブキャラで…大抵、こういう子は何かしらシナリオに絡んでくるんだけど、この娘に関しては個別ルートに入っても何か絡んでくるわけでもない。
と思ってると、ルートクリア後のおまけとして、悠里の話が出てくるんですよね。
この話が、普段明るく振舞ってても実は…という定番の話ではあるけど、すごく雰囲気がいいです。
雰囲気だけで言えば本編のクリスマスイブよりも。
おまけであっても、この話をいれたのはとてもよかったと思いますね。

以上、全体的に見れば、すごくよかったと思います♪

音楽
「どの作品の音楽が一番好き?」と聞かれたら、真っ先にこの作品をあげます。
そのくらいお気に入りです(*´▽`)
「冬将軍」「蒼いポインセチアに包まれた街」「秋と冬の空の下で…」をはじめとして、「Cattleya」「スノードロップ」「白い魔法に包まれて」「白銀色のガーネット」etc…。
お気に入り通り越して、愛しさを感じるくらいです。
聞いてるとすごく落ち着きますね。
作品の雰囲気を作るにあたって、BGMが果たしている役割はものすごく大きいです。
秋、冬、ファンタジック、可愛らしさ…そんな印象の曲が多いです、どの曲も大好きです。
1st Sunny Sideの方だと曲も違うらしいけど…こっちも機会があれば聴いてみたいですね。

絵・キャラ

ヒロインなら初音さん!(・∀・)
あの容姿、性格にノックアウトされた人は多いんじゃないでしょうかw
かく言う僕も、その一人だったりするわけですが(^^;
夕日をバックに告白するシーンも、真央ルートで涙ながらに告白しちゃうシーンも、どっちも好きです(*´▽`)
あの髪型何ていうんだろう?
僕の場合、最初に知ったのがシスプリの可憐だったから、勝手に可憐ヘアーって呼んでるけどw

ちょっとキャラが被り気味なのが真央と理香子。
差別化を図ったのか、真央の方の性格がちょっとズレた子になっちゃってますけど(^^;
結花も、なんだか結構すごいキャラに…(^^;
やっぱり初音さんですね(・∀・)

天使の面々もとってもいいんですよね〜葵と奈菜のルートは無いけど(´・ω・`)
素直で駄々っ子で少し天然ボケ入ってる花梨。
ボクっ娘天使の葵、丁寧温和な奈菜。
奈菜は本当に理想の天使って感じです(*´▽`)
奈菜の部屋がこれがまたオカルトチックでいいんですよね。
怪しげな骨董屋さんでも開けるんじゃないかってくらいw
オカルト好きなところも含めて、いろんな意味で理想的です。

雰囲気

CGの時でも雪がちらちら降る演出があったり、よかったと思います。
花梨と戸次川河口公園行った時のシーンがいい(・∀・)
広々とした草原で目を閉じて耳を澄ます花梨の絵は、すごく印象に残ります。

全体的な雰囲気は秋から冬に移り変わっていく季節で、その季節的な穏やかさと、日常の賑やかさがうまく調和してると思います。
特に共通ルートは、街の雰囲気とかもすごくよくて、あんな町なら行ってみたいと思いますね。
天使界はあんまり出てこないけど、雰囲気はすごくいい作品です。
天使が出てくるファンタジックな面と、穏やかな街がマッチした、最高の雰囲気だと思います。

総合
今となってはシステムは使いやすい…とは言いがたいですね。
既読スキップはあるけど、スキップ駆使しても1ルート終わるのに1時間くらいかかります(^^;
バックログはあるけど、バックログでの音声再生は無いです。

あと、唐突に花梨がピチピチパラソル〜とか歌いだす曲…。
調べてみたらSS版の『Piaキャロットへようこそ!!』の『ミラクル・サンシャイン』という曲らしいですw
同じ頃、KIDが発売してた、というつながりみたいですねw

秋から冬に移り変わっていく街で、一人の天使がやってきたことから始まる小さな恋の物語…。
全体的に見れば、非常によく出来た、傑作の部類だと思います♪
というわけで、個人的にすっごく思い入れもあるてんたまレビュー。
機会があれば、1st Sunny Sideの方もプレイしたいなぁ、と思います(^^

MIDI
冬将軍 (BGMに設定
蒼いポインセチアに包まれた街
BGMをオフにしてから聴いてください。
Windows Media PlayerでMIDIを再生すると、仕様によりSWシンセサイザの音量設定が変化する場合があります。


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