No.68(2011/9/11)

基本情報
タイトルSeparate Hearts
メーカーKID
作品サイト
ジャンル恋愛アドベンチャー
発売日2006年2月23日
シナリオ西ノ宮勇希、若林健、山田○
音楽阿保剛
九条笛子
ヒロイン日向ひかり(小清水亜美)、深月真夜(広橋涼)、双葉碧(斎藤桃子)、燈香朱(宮川美保)、水瀬藍(本多陽子)

購入経緯
KIDの携帯サイトにあったことから(*´▽`)

こんな人にオススメ!
KIDのゲームが好きな人。

主人公

★星川純一(ほしかわ じゅんいち)★【固定】

【音声】
主人公以外フルボイス

【主人公の呼び方】
日向ひかり「純一くん」
深月真夜「純ちゃん」
双葉碧「純一さん」
燈香朱「純一君」
水瀬藍「あなた → 星川くん → 純一くん」
その他:純一(透)、師匠(中原)

ストーリー・コンセプト

[公式サイト紹介文より]

天台高校に通う星川純一はバイクの運転中に事故にあってしまう。
体の方は幸い軽症で済むが、頭を打ってしまったせいか記憶を失っていた。

そして、ぼんやりとした記憶のまま学校生活に復帰する。
親友という鏡見透に助けられながら学校に着いた純一は、
ひとつだけ空いた席が気になってしまう。
透に尋ねた純一は、彼の口からその席は日向ひかりの席で、
彼女は失踪してしまったと教えられる。
しかも、彼女は純一と付き合っていたと言われるのであった。

彼女のことをまったく思い出せない純一だったが、
日々の生活で周りの少女たちとのふれあいに、
何故か「ひかり」の面影を感じるようになる。

彼が感じた面影とは?
そして、彼女が失踪した理由とは?


全ての答えは記憶の彼方に……

2006年に発売された、KIDの作品です。
記憶喪失で記憶のピースを探す…という謎解きのような要素もあります。
鍵になるヒロインは、読んで分かるように「ひかり」という少女になります。

シナリオ・テキスト

テキストは特に尖ったところもなく、すんなり読めていける文章ですね。
情景の描写も丁寧に書かれています。
安定した穏やかな文章なので、安心して読んでいけると思います(^^

シナリオは…ネタバレにならない範囲で書きますが…。
メインとなるルートに関しては、流れはよかったなぁと思います。
伏線も回収されてるし、驚き…はあまりなかったけど、とりあえずは納得できる内容でした(^^
驚きが無かったというのは、1〜2ルート終わった段階で僕が想定した結末とほとんど変わらなかったので(^^;
推理物というわけでは無いので…そういった意味では、あれこれ考えるよりも、何も考えずにプレイした方が驚きもあって楽しめたんじゃないかな、と思います。
碧(みどり)ちゃん、朱(あかね)、藍(あい)の三人のルートだと、やっぱりあかねルートがよかったかなぁと思います。
碧ちゃんや藍のルートと違って、「脚本(劇)を完成させる」という、話の軸となる明確な目標があったのが大きいですね。
ところどころに出てくる台詞の断片も、妙に考えてしまう内容が多いです。
OPムービーにも出てくる「理性と感情の間をとること」というのもその一つ。

終わってみれば、いい話だったな〜とは思うし、エンディングもすっきりしてはいるんですが…。
クライマックスで、奇跡を願うより前に、既に願いが叶ってしまっているというちょっとしたズレが気になってしまいます。
あとは、どこか物足りない気がするのは、記憶を取り戻してからのラブラブっぷりが足りないからなんでしょうね(^^;
記憶を戻してからの日常のエピソードをもう少し増やしてくれてもよかったかな…と思います。

音楽

音楽は綺麗めな曲が多いですね。
メロディーラインの弱い曲が多いせいか、あまり印象には残らなかったりします。
それでも聴いてる分には心地いい曲ばかりだし、作品全体のどこか幻想的な雰囲気とは合っていてよかったです。

絵・キャラ

絵は概ね綺麗でよかったです(^^
たまに、歪んだような、少し不自然な絵はありましたけど(^^;

キャラクターで一番お気に入りなのはやっぱりひかりちゃんかなぁ(*´▽`)
碧ちゃんは、ヨモギ含めて三人で話してるからこそ楽しさ倍増って感じですね。
藍は…小石投げくらいかな、少しキャラが弱すぎた気がします。
朱は、マイペースに会話するあたりがよかったです(^^
真夜はやっぱり残念だったかな…まぁ理由はあったんだけど、会う度に約束ばっかり言う娘だったので(´・ω・`)

記憶喪失という設定で、周り…主に透がそれを意図的に隠してたり、ヒロインの発言に矛盾点が生じたり…。
さらには、記憶を巡る不可解な現象も起きたりして…。
そのためか、どこか作品全体に空虚な雰囲気があって、純粋にヒロインと恋愛する感じじゃないんですよね。
そういった意味で、全体的に各キャラの個性は薄かったかなぁ…というのが正直な印象です。
まぁシナリオ終わってみれば、各キャラの個性が薄いのも当然という風には思うんですけど(^^;

雰囲気

一番印象に残ったのは…あかねと語り合うシーンですね。
特に、夕暮れの丘で語り合うシーンはとてもよかったと思います。
絵も、描写も、会話も…いいなぁって思いました(*´▽`)

全体的に見ると、上でも書いたけど、どこか空虚でシリアスな雰囲気が漂ってますね。
メインルートの最後で初めて現実感が出てくるかな〜といった感じです。

総合
トゥルーエンドを迎える条件がちょっと凝りすぎかなぁ〜…と。
シナリオの途中から始められるショートカットや、選択肢ごとにクイックセーブする機能、高速スキップetc...と、プレイの環境としては申し分ないんですが。
最後に出てくる選択肢は、どの順番で選んでも結果が変わらないんですが…。
ここでED分岐させて、3つEDを見たら4つめの選択肢出現でトゥルーエンド、としてもよかったんじゃないかな…と。

プレイするなら最後までやらないと、というタイプの作品です。
雰囲気が好みで、シナリオ重視の人なら概ね満足できる作品かなぁと思います。

以上、Separate Heartsのレビューでした!


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