No.29(2008/12/21)

基本情報
タイトルいつか降る雪
メーカーでこポン!
作品サイト
発売日2004年2月27日
シナリオなす
音楽ポタケン
桜桃ひな
ヒロイン小野寺ちさと(瀬戸内仁奈)、小山田未来(とろ美)、羽村まこと(黒井はいね)、三田村あゆみ(ハヅキサオリ)、三田村まゆみ(雨宮みどり)
その他再販版・DL販売あり

購入経緯
まことのネタバレ画像を見て気になったから、それだけです、はい(´・ω・`)

こんな人にオススメ!
お医者さんごっこがしたい人。
閉鎖的な館モノが好きな人。

主人公

★不明★【不明】

【音声】
主人公以外フルボイス

【主人公の呼び方】
先生

ストーリー・コンセプト

人里離れたとある場所、大理石で出来たサナトリウムが舞台である。

「白亜館」
年中咲き誇るグラジオラスと無数の墓に囲まれた異様な館。
謎多きこの場所で、今日も少女達は療養生活を送っていた。

お墓参りを日課とするちさと。
健気にリハビリに励むまこと。
死ぬ運命、とスレてしまっている未来。
無邪気に元気なあゆみとまゆみ。

一人の男が無人駅に降り立った時、物語は大きく動き出す。

まぁこんなところかなぁ…。
マップ移動では、各キャラに会話イベントと診察イベントの2種類があって。
診察、と称してエロエロなわけだけど…。
ストーリー自体はさして意外性もないからこんなところかぁって感じだったね。
各ヒロインにピュアエンドとカオスエンドがあって、なんかエピローグはぶっちゃけ意味不明な部分があったけど、問題なし。
難易度高くするのはいいんだけど、その分システムをもっとよくしてください、はい( ´д`)

シナリオ・テキスト
共通ルートに関しては…主人公手を出しすぎでしょ( ´д`)
別な女の子抱いた当日に「○○ちゃんを本当に愛してる」とか平気で言っちゃうんだよね(^^;
まぁでも、そういうのは全部「白亜館なんて場所にいたから精神に異常をきたした」と考えればそうそう気にすることでもないけど。
高坂の台詞で妙に気に入ったのがあった。
「世の中はこんなに汚れ腐っていても、その中に埋もれた大切なものが必ずある。
 それを見つけ出すことこそが、人が生きていく目的じゃないでしょうか?」

いい言葉だ、うん。
あとは話すとしたら最後の個別ルートなんだけど…。
確かにちょっとよかったけどね、うん。
辿り着くまでが大変すぎて大変すぎて( ´д`)
まぁそれは置いといて、個別ルートが短すぎる…。
まことのバッドエンド、もといカオスエンドが見たくてやったんだけど。

「やっぱり神様なんていなかったね」
まことと神様云々の会話をした時、まことは「絶対にいる」と言った。
キリスト教?とか聞く主人公に対して「そういうのじゃない」と否定。
うん、要するに自分が前向きに頑張るために自分で想像した心の拠り所なわけだね。
助かる見込みがないことなんて分かってる、でも頑張りたい、諦めたくない、そういう想いから出てきた神様。
まこと自身、自分がすごく弱くて脆いってよく知ってるんだろうね…そしてそれを克服する強さも持ってる。
二次元なんて世界に想いを馳せる人なら、結構こういう気持ちも分かるんじゃないかなぁ?
隔離室に押し込められてからも、まことは神様にずっと祈っていたんじゃないか、と考えるといたたまれない気持ちになるけど…。
それで最後に出てきたのが上の言葉。
最後の言葉として、ちょっと困った笑顔で、書いたのがそれ。
すごく印象に残るよね、やっぱり。

カオスエンドとピュアエンドがあるけど、主人公はどのEDにしても死んじゃってるんだろうね。
ピュアエンドのエピローグ(了)は、死ぬ間際の主人公の走馬灯…というか空想の話なんだろうなぁ…。
グッドエンドバッドエンドって括りをしてないしね。

最後はなかなかよかったけど、中盤をもうちょっと頑張れたかな、という感じです、はい。

音楽
音楽鑑賞がないのはいただけない( ´д`)
特にこれといって気になる曲もなかったけど(´・ω・`)

絵・キャラ
ちょっとキャラがねぇ…もうちょっと頑張って描いてくれてもよかったんじゃないかなぁ、と…。
特に未来、なんていうか、ちょっとぎこちないところがあったなぁ。
…これは声優さんがキャラに入り込めてないからなのかもしれないけど。
態度も唐突に変わりすぎだし、なんていうか、シナリオのレールにキャラが乗せられてるって感じだったなぁ。
あゆみとまゆみは一見ロリだけど…蓋を開けてみれば本当にロリ姉弟でした。
多分、まことだけは10年後も覚えてると思います、はい。

雰囲気
ホラーチックにするでもなく、爽やかにするでもなく…。
リハビリに励むまこと、はしゃぎまわるあゆみとまゆみ、一人佇む未来、日々お墓参りをするちさと…。
結構明るい雰囲気であることはあるね、白亜館の不気味さは普段はあんまり感じないかも。
というか、診察と称してエロエロやっちゃって、不気味な雰囲気とか結構どうでもよくなってきますw
まぁ、うん、おどろおどろしいのはないってことで(´・ω・`)

エロ
みんなエロすぎw
診察では、女の子の好きなところに触って反応が見られます(*´▽`)w
ちなみに、乳房とかデルタ地帯とか触っていかないと診察終わりません。
まことの診察で足だけ触っていっても、途中からループしてその先進めなくなります。
まさに強制変態プレイ(*´д`)
まぁ後に必須なのはデルタ地帯だけということが分かったわけですが。
このゲームを終えたら「ママーあの人ニヤニヤ笑ってるー」「しっ指差しちゃいけませんっ」て逃げられる人の仲間入りです。・゚・(ノД`)・゚・。
正直半分くらいはスキップで飛ばしちゃったんだけど…。
アヘ顔があったりと、まぁいろいろとアレです。
おかずとして使えるかどうかは分からないですが、会話イベントとほぼ同数診察イベントがあるので、数には困らないと思います、はい。

総合
システムが悪すぎる( ´д`)
シナリオ云々の前にまずコレね。
バックログ・既読スキップなしの強制スキップのみ、セーブは(ゲーム内時間で)1日の終わりだけ、メッセージスピードが一括含めて4段階しかない上に、オートモードはウェイトなしで全く使えない。
会話イベントと診察イベントがあり、マップ移動もあり複雑、しかも時間がたつとキャラがマップ上を動いたりする。
スキップは遅い、次の選択肢に進むなんていう気の利いた機能もあるわけない、それでいてルート開通条件がなかなかつかめない。
診察は基本的に毎日全員やらなきゃダメ、診察イベントでは何度もクリックしなきゃ先に進まない。
ここまでやられたら、普段ならセーブデータ1つでやってる僕も流石にセーブデータたくさん使いたいけど、こういう糞難しいのに限ってセーブデータが10個しか使えない。
スキップだけで延々とルート模索とか、つまらないことこの上ないです(´;ω;`)
選択肢選んで放置出来るならいいけど、間に入る診察やらマップ移動が邪魔してそれもなかなかできない。
それでいて双子以外のエンディング条件はなかなか厳しいから、やり直しも多い…。
ほんと、勘弁してください( ´д`)
マップ移動とか診察とか、楽しいからこれはこれでいいんだけど、こういういい要素を存分に楽しめるように、全体的にシステムは充実させるべきだと思うんだよね。

キラリと光るいいところもあったけど、全体的にはもうちょっと頑張って欲しかったところです(´・ω・`)

攻略情報
出没データ(zipファイル)
とりあえず、キャラが出てくるマップ上の場所をExcelで表にしてみた。
基本的に、一番右側のくくりの中で上から順番に消化していく、という形になってるみたい。
例えば4日にまこととの会話イベントを201号室で行っていなかった場合、その201号室でのイベントは5日6日に持ち越される、という形。
右側の括りの数字が変わったらリセットされて、そのくくりの中で上から順に消化、という形。
ただ、11日12日の未来のイベントは日付固定っぽい。
細かいところでいろいろ違うところもあるだろうけど、大まかにはこんな感じだと思う…かなぁ(´・ω・`)
とりあえず選択肢による好感度でルート開通の可否が決定されて、診察メインか会話メインかでピュアかカオスか分岐するみたい…。
ちさととまことは診察メイン、未来と双子は会話メインでピュアらしいです、はい。

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